赤峰勝人
「ニンジンから宇宙へ」著者は赤峰勝人氏・・・これから畑をやろうという時に、タイミング良く食育のメンバーが貸してくれた。
お名前は知っていたが、本を読むのは初めて・・・一気に読んでしまった。いちいち納得~凄い方だ。
1943年大分・野津町生まれ。民話の吉四六さんで有名な所~小学6年生のとき、父親が耕運機に腕を挟まれ切断~以来百姓で生きていくことを決意し農業高校卒業後、トマト作りを手がける~慣行農法で一時は高収入を得るが、ある時期から失敗続き・・・原因は農薬と化学肥料であることに気付く。
昭和43年頃、台風でハウスが全壊、同じ年に一年と4ヶ月の長男が水桶に転落し水死~このときから「人は何の為に生まれて来るのか」生と死の問題に苛まれるようになる。
酒に溺れ、荒んだ毎日~借金は増え、家庭もガタガタ・・・それでも唯一帰る所があった~それが畑だった。
その後、無農薬・無化学肥料での野菜づくりで一儲けをもくろみ、友人夫婦を誘って共同経営を始めたが三年で破綻~さらに莫大な借金を抱え込むことになる。
また、無農薬に取り組むうえでも試行錯誤は続き、疑問がふくらむなか、有吉佐和子の「複合汚染」という本に出会い、この本のなかで「土でできたものは土に返せ」という言葉にふれたことで、やっと、無農薬野菜づくりに、実感として納得することができる。
が、しかし、トンでもないことが起きる。昭和55年、酒に酔っ払っての事故で臨死体験をすることになる。
度重なるアクシデント・・・何か事が起こる度に感じることがあった~それは、出来事はすべて偶然ではなく、何か意味があって起こっている~そこから何かを学べと・・・
答えを問うように、自分を深く探っていくと、内なる自分の声が聞こえてくる・・・内の奥深くの自分が、ずーっと上の違う世界とつながっているような思い。
そうして、昭和57年6月・・・無農薬・無化学肥料の理想的なニンジンが完成を見る。土にまみれたニンジンを通して宇宙の仕組みがすべて感じ取れた~すべては回っている。
大地に蒔いた種は芽を出し、土と水と光に育てられ葉をつけ実になる。緑は酸素をつくり、茎や根や果実や葉は、人間を含む動物の食べ物となり、人や動物の食べたものはやがて堆肥となり、発酵させ、微生物に食べさせて、再び土に返ってくる。植物の体内を通過した水は葉から蒸散作用により空中に出て冷やされて雨となり、その雨は作物の命を育てる。人間も植物も虫も水も光も、宇宙のすべてがつながり、すべてが循環している。
~長い間、心の隅で抱えていた多くのことが解けて、12年間の深い苦しみはふっきれるように消えた。
~自然の理にかなった、宇宙の法則を壊さない農業を伝える・・・それが先に知った自分の役割。
「この宇宙の中で、循環していないものは全て間違っている」
赤峰さんの、辿り着いた結論。びくともゆるがない確信・・・多くの代償を払いながら掴み取ったものの何分の一かでも、これからの農業実践のなかで受けとめられたらと・・・
以前から、知り合いが赤峰さんに会いに行きたいと言ってたので、この本を読んで是非自分も一緒に行きたい・・・という気持ちが強く湧いてきた。
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コメント
>びくともゆるがない確信
>度重なるアクシデント
もう言葉がでません。全くその通りです。
だから、この世の人々も早く気付いて頂きたいのです。一刻も早く・・・
いつもいつもいいお話、おやじさんありがとうございます。循環、この仕組み今、凄く考えさせられてるテーマなんです。
お会いしてみたいですね。本当に・・・
赤峰勝人氏。
投稿: 穂っ | 2007年4月10日 (火) 16時45分
古賀市の商工会が、今年、地域活性化事業の中核に据えているのが、プロジェクト「わ」です。缶詰バー「心の駅」の駅長がプロジェクト・リーダーで、キーワードは輪・環・和~循環をテーマにしています。これから、どんどん盛り上げて行って、循環を体感したいと思ってます。
投稿: 団塊おやじ | 2007年4月11日 (水) 17時56分