食の文化祭
一昨日の新聞に載っていた。
発祥の地は、宮城県宮崎町~ここは「コンビニが一軒もない町」と町民が歎く人口6300人の小さな町・・・きっかけは1999年の特産品開発の会議で、民族研究家の結城登美雄さんが発案した。「ここでしか食べられないもの」「商品化されない味」~まず、ふだん食べている家庭の一品を持ちよってみよう・・・というところから始まった。
不安のなかのスタートだったが、1年目に800皿、2年目に1200皿の家庭料理が体育館にずらりと並ぶ~世間はおおいに注目し、3年目には町民がもてなし用に28種類、11000食の試食コーナーを設け長蛇の列をなす。
この動きに目をつけたのが、当時、大分の竹田市(荒城の月で有名)で地域づくりに関わっていた福岡県宗像市の森千鶴子さん(39才)~宮城の結城さんに弟子入りして、東北の”種"を持ち帰ると2001年た竹田市の女性らと、市内の商店街の空き店舗を舞台に「竹田の家庭料理大集合」を実施した。
その後、種は九州各地に広がり、確認しただけでも約30ヶ所でさまざまな花を咲かせている。
「うちの町には、これがない、あれがない」という、ないものねだりではなく、「あるもの探し」で、地域を見つめ、地域の力を引き出す。まず自分の足元にある地元に学ぶ考えかたを、結城さんは「地元学」と呼ぶ。地元学の対象は、自然、文化、歴史、人・・・「地元学の神髄は、見過ごされている日常のみ直しにある。食の文化祭は食の地元学。」
地元ならではの食材、そしてそれを加工・保存する日々の知恵、思い・・・それらを一堂に集めて、皆で愛で、食べ合う~いろいろな視線が交差して、日常的に接している家族だけでは見えない、「当たり前に食べているものの素晴らしさ」「地域の豊かさ」に気付く。
古賀市でも「古賀のみかんの文化祭」宗像市では「海、山、町をつなぐ文化祭」築上町の「築上漬物博覧会」~所変われば品変わる「あるもの」と「あるもの」が組み合わされ「新たなもの」が生まれる~結果として商品化され、町の特産品となったものもある。
森さんは「何より大切なのは、人や地域に蓄積された技に光が当たって評価され、皆が元気になっていくこと」と語っている。
現代では、食の外部化、商品化、簡便化が進展した結果、豊かで便利な暮らしを手に入れたはずなのに、食べ物と人、人と人の関係性は明らかに貧しくなっている。
共に食べ、共に語らうことで豊かさを増す人生。食の文化祭は、そんな「共食の力」を教えてくれる。
~この特集記事は先日の古賀の食育イベントの講師、佐藤弘さんがまとめたものだ。
やったことはないが、エコパーティなどと称して、みんな自慢の1品を持ちよってというのは、ご近所さんなり各地域で催されているという話しは聞いたことがある。
今回、紹介されたのは、なんでもOK。エコとかマクロとか、なんにも気にする必要はない食の祭典だ。なので、長蛇の列ができる~食と地元を交差させるだけ、これに小難しい理屈を加えると一気に楽しさが沈む~そこに「食育」の難しさがあるのかも・・・。
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コメント
おぉーー近場のお話だわっ^^
鳴子温泉も近い、ひまわりが3万本も咲く
場所でもあります。
色んな試みが展開されてるんですね。
では、我が家発!で、わくわく朝市で展開ってのも、アリですね。
投稿: 穂っ | 2007年5月16日 (水) 20時56分